セットアップ手順

動作に必要な前提条件

以下がインストールされている必要があります。

Windows (10以上)
Node.js
Yarn
Git

Node.jsのインストール

Node.jsのダウンロードサイトにアクセスし、LTS(推奨版)のWindows Installerをダウンロードします。

https://nodejs.org/ja/download/

ダウンロードしたファイルを実行し、手順に従ってインストールします。

Yarnのインストール

Node.jsをインストールした後

npm install -g yarn

とWindows Powershellで実行してインストールします。

Gitのインストール

Gitのダウンロードサイトにアクセスし、以下の画像のボタンをクリックしてインストーラーをダウンロードします。

https://git-scm.com/

ダウンロードしたファイルを実行し、手順に従ってインストールします。

インストール時にいろいろな選択肢が出てきますが、すべて次へ(Next)で大丈夫です。

Discord Bot Tokenを取得する

Botを動かすためにはToken(トークン)というものをDiscordから取得する必要があります。

取得方法は以下の記事を参考にしてください。
https://cod-sushi.com/discord-py-token/

Botのファイルをダウンロードする

Gitを使用して、Bot本体をダウンロードします。

Botのファイルを置きたい場所で

git clone https://github.com/Chipsnet/damare.git

を実行します。

音声合成エンジンのセットアップ

Damareでは、2つの合成音声エンジンから選択して使うことができます。
どちらも無料で利用できますが、セットアップの難易度やカスタマイズ性に違いがあります。

Softalk

所謂「ゆっくりボイス」を生成できるソフトウェアです。
セットアップは簡単ですが、カスタマイズ性があまりありません。

気軽に使いたい方におすすめです。

セットアップ方法を確認する

Softalkをダウンロードする

VectorのSoftalkのページへアクセスし、Softalkをダウンロードします。

http://www.vector.co.jp/soft/winnt/art/se412443.html

ダウンロードしたSoftalkを解凍し、でてきたsoftalkフォルダをdamareのフォルダに入れます

Softalkを設定する

Softalkのフォルダに入っている SofTalk.exe を実行して、Softalkを起動します。

次にオプションから環境変数を開きます。

録音タブを開き、録音時は読み上げを省略するにチェックを入れます。

以上の設定ができたら、Softalkを終了します。

OpenJTalk

Softalkよりも流暢な音声を生成できますが、セットアップが少しむずかしいです。
カスタマイズ性に優れており、htsvoiceを差し替えることで別の音声に変更ができます。

セットアップ方法を確認する

OpenJTalkのセットアップ

以下の記事を参考に、OpenJTalkをセットアップします。
https://qiita.com/mkgask/items/0bf9c26dc96e7b0b45ac

なお、hts_voiceと辞書データ(dic)に関しては、damare本体に同梱されているためセットアップの必要はありません。

OpenJTalkは open_jtalk コマンドで実行できるようにパスを通してください。

以上でセットアップは完了です。

Configファイルの作成

damare のフォルダに config.yml を作成して、中身を以下のようにします。

token: 取得したDiscord Token
useguild: 使用するDiscordサーバーのguild Id
prefix: prefix
voiceclient: softalk = 1, openjtalk = 2

token

Discord Bot Tokenを取得するで取得したTokenを入力します。

useguild

使用するDiscordサーバーのguild Id(サーバーID)を入力します。
取得方法は公式ガイドを御覧ください。

prefix

コマンドの前に付く識別子です。
例えばprefixに ; を選ぶと、喋り始めるコマンドは ;talk になります。

voiceclient

使用する音声合成エンジンを選択します。
Softalkを使う場合は1を、openjtalkを使う場合は2を入力します。

起動する

damare のフォルダで次のコマンドを実行します。

yarn install

これで実行に必要なファイルが自動ダウンロードされます。
そして

yarn start

で起動します。

アップデートする

こちらを御覧ください。

このページをGitHubで編集する 更新日 Mon, Feb 28, 2022